ルカによる福音書17章11~19節 (新共同訳p.142 口語訳p.118)
「その中の一人は、自分がいやされたのを知って、大声で神を賛美しながら戻って来た。 そして、イエスの足もとにひれ伏して感謝した。この人はサマリア人だった。」(15~16節)
何が彼をそこまで変えたのでしょうか。悲しみと不安の中に閉じ込められていたその人を、大声で神さまを賛美する人に変えたのは何だったのでしょうか?その原因は二つあります。一つは、「重い皮膚病」がいやされたこと。それは他の九人も一緒でした。けれども、他の九人にはなくて、この人だけにあったものがありました。それは何かというと「信仰」です。この病が癒されたのは、何か他の理由によるのではなく、また偶然でもなく、ただただイエスさまのお力によるのだと信じた信仰です。
神さまが叶えてくださったのだと理解すること、これが信仰なのではないでしょうか。そして、そのようにして、自分もまた神さまの御手の中にあるのだと理解することが救いなのではないでしょうか。イエスさまが願っておられるのは、このことではないでしょうか。つまり、わたしたちがイエスさまとつながることです。