5月4日「新しい人を着る」

マタイによる福音書12章38-42節(新共同訳p.23 口語訳p.19)

1.旧約の預言者ヨナと復活のしるし

預言者ヨナは子ども向けの物語では臆病で逃げ出したという印象が強いのですが、彼を通して語られた神の言葉によりイスラエルは領土を回復したのです。

ヨナが嵐の海で自ら海に投げ込まれることを願い出ました(ヨナ1:21)。多くの人の命のために自らを差し出すことは、主イエスにおける救い主の身代わりの死に重なります。

主イエスはヨナが三日三晩大魚の腹にいたことを復活のしるしとされました。見たり触れたりできるしるしではなく、信仰によって理解されるしるしとして示されています。

2.新しい人を着る

主なる神はイスラエルの敵国であったニネベの人々をも惜しまれました。しかし異邦人が悔い改めて創造主をあがめることは律法学者たちには受け入れがたいことです。彼らは古い生き方を着たままなのでヨナのしるしも異邦人の救いも、ましてキリストの復活をも信じることができませんでした。

キリストの十字架と復活を信じる者には復活にふさわしい生き方が求められます。信仰による悔い改めは「古い人をその行いと共に脱ぎ捨て」「造り主の姿に倣う新しい人を身に着ける」ことです。十字架において罪に対して死んだ私たちは、新しい人を着ることで復活のキリストと共に生きるのです。

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