9月8日「羊の門」

ヨハネによる福音書10章1-10節(新共同訳p.186 口語訳p.155)

1.「『羊飼いは自分の羊の名を呼んで連れ出す。・・羊はその声を知っているので、ついて行く。』」

主イエスは自分の羊である私たちを一人一人の名前で呼ぶので、わたしの声に喜んでついて来ると言われます。また、聖霊は門番として教会の羊たちの魂を夜通し見守り、朝一番にイエスの声が届くように導いてくれます。

2.「『羊の囲いに入るために、門を通らないでほかの所を乗り越えてくる者は、盗人であり、強盗である。・・盗んだり、屠ったり、滅ぼしたりするためにほかならない。』」 

 十字架の福音でない異なる救いを持ち込む者は、自分の獲物を求めて連れ出そうとたくらむ強盗です。彼らの甘い誘惑の声は、結局のところ彼らの腹を満たすためであって、死と滅びが待ち受けています。

3.「『わたしは羊の門である。わたしを通って入る者は救われる。その人は、門を出入りして牧草を見つける。・・わたしが来たのは、羊が命を受けるため、しかも豊かに受けるためで

ある。』」

 イエス・キリストは羊のための門であって、この門から入って安全であり、門から出て自由です。教会の外(世の文化や宝)では、霊の戦いがあります。しかし聖霊の助けによって勝利し、永遠に至る命の糧を得ていけるのです。

目次