9月1日「真理は自由にする」

ヨハネによる福音書8章31―38節(新共同訳p.182 口語訳p.152)

1.「『わたしの言葉にとどまるならば、あなたたちは本当に私の弟子である。あなたたちは真理を知り、真理はあなたたちを自由にする。』」

バックストンは信仰者には登るべきステージが五段階あると言います。

1.主を信じること、

2.御言葉に留まること(幹と枝の関係)、

3.弟子となること(服従)、

4.真理を知ること(主の恵みを体験している)、

5.自由を得ること(霊的な解放)です。

主イエスは私たちとの関係が愛と命に溢れる交わりであるよう諭します。真理とは御言葉そのままにイエスを受け止めることで、聖霊の助けによって主と隣人を愛する恵みを賜ります。

2.「『はっきり言っておく。罪を犯す者はだれでも罪の奴隷である。・・わたしの言葉を受け入れないからである。』」 

 ユダヤ人は父祖アブラハムの血縁ですが、肉の思い(自己中心と情欲)が支配しているので、今もなお罪の奴隷です。アブラハムはどこに留まってもまず祭壇を築いて神を礼拝することを優先し、また隣人を愛する生活に励みました。私たちの信仰が無垢な心で神を愛し、また自分のように隣人を愛する生活に彩られるなら、アブラハムの子と言われます。

3.「『もし、子があなたたちを自由にすれば、あなたたちは本当に自由になる。・・わたしは父のもとで見たことを話している。』」

 御子の血潮を信じて光の子とされていれば、罪の支配から解放された自由人です。それは信仰により神の恵みによって賦与され、天から愛する子と証言される祝福です。

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